“ともだちはキジムナー”

ともだちはキジムナー

作:森のえほん館編集部
文:さとす
絵:しょうた
朗読:高津麻都香 / 丸山徹
編集:森のえほん館編集部
■絵本の内容
沖縄に住む少年こうたと、不思議な友達キジムナーのお話。
友達にいじわるしてしまったときや、けんかをしてしまったとき、
この絵本を読んで相手の気持ちを考える心を育みます。
■「森のえほん館」アプリ内 本棚の場所
カテゴリ別>しつけに役立つ
■対象年齢
3歳〜6歳
■クリエイター紹介
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しょうた
自然や植物、動物、人、建物など日常からヒントをもらい自由にアート活動を楽しんでいます。
http://artist-syouta.com/
 

「キジムナー」って何者?

キジムナーは、沖縄諸島周辺で伝承されてきた「樹木の精霊」です。「全身が赤い」あるいは「赤髪」のこどものような姿で、人間たちと漁をしたり、食事をするなど、とても親近感のある精霊として伝えられることが多いそうです。
主食は魚介類で、特に魚の目玉が大好物。逆にタコやニワトリ、おならの音は苦手なんだとか。
人間と敵対することはほとんどありませんが、住みかの古木を切ったりして恨みを買えば、徹底的に仕返しをしてくるこわ〜い一面もあるそうです。

 

親しき中にも礼儀あり

作中に登場する少年こうたは、同じ年頃の精霊キジムナーと出会い、次第に仲良くなっていきます。でもちょっとした出来心でキジムナーにイタズラをしてしまい、それから疎遠になってしまいます。寂しい思いをしながらも、最初は理由がわからないこうたですが、相手の立場になって反省し、キジムナーとの仲を再び取り戻します。ことわざにもあるように、親しい関係であるからこそ、その関係を保つためにお互い尊重し合うことが大切なんですね。

 

この記事を書いた人

企画・編集担当カワコ。日々絵本制作に奮闘中!
水着とは縁のないカワコです。
今回は、沖縄県出身のイラストレーターのしょうたさんに、初めてイラストを担当していただきました。
森のえほん館にはない、鮮やかなコラージュ風のイラストが、とても夏らしくてインパクトがありますね。
海に行きたい!…とそんな気持ちを掻き立てられるような素敵な作品です。
 
 
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