こんにちは!
絵本読み放題アプリ「森のえほん館」PRのきむこです。
昨日今日と東京では強烈な日差しが降り注いでいます。夏らしい気候といえば聞こえがいいのですが、この日光で赤ちゃんがやけどをしてしまわないか、子どもたちが熱中症になってしまわないか……など心配な時期でもありますね。
日が昇りきる午前中や日が弱くなる夕方にはまだしも、カンカン照りの真っ昼間は、積極的に公園などで外遊びをせず、涼しい屋内でひと休憩しながら過ごしてほしいもの。とはいえ元気いっぱいの子どもたちのこと、ただ屋内で過ごそうとしても難しいだろうし……。
平日子どもたちが集団生活を送る幼稚園や保育園ではどのように過ごしているのかしら? と思い立ちまして、今日は幼稚園の先生に突撃インタビュー。この時期のおすすめの過ごし方を聞いてきました。
実際どうやって過ごせばいいの?先生に聞く屋内での過ごし方
「先生! 今日はこの時期の過ごし方についてお教えいただきたく、突撃インタビューに参りましたっ! やる気はあります。どうぞよろしくお願いします」
「いささか唐突ですね! なんでもお答えできるように頑張ります」
「先生、早速ですが今の時期のように猛暑になったり、雨が降ったりして外で遊べない・遊びにくい日も出てきますが、幼稚園ではどんなことをしているんですか?」
「幼稚園は屋内でもある程度の広さがありますので、マットや平均台を使ったり、いすとりゲームやハンカチ落としなどのゲームもしますよ」
「なるほど。おっしゃったようなゲームは自宅内では広さといい人数といい、難しいですが、どれも集団生活と大勢が生活する広めの屋内スペースを活かした遊びですね」
「しかし走り回れる屋外とは違い、屋内では限界もあります。ただでさえ体を動かしにくい屋内では、そのストレスが事故につながることもありえます。幼稚園でひと休憩を兼ねた屋内遊びをするときには、無理に難しいことや新しいことはせず、室内で落ち着いて遊べるように、折り紙やお絵かき、工作やねんどなどリラックスして過ごすように気をつけています」
「ふむふむ。活動的にならずゆっくり遊ぶのも大切、ということでしょうか」
「その通りです。また、ご自宅でお子さんと過ごす時には、大人が好きな遊びを一緒にできるのがベストですが、家事や仕事で忙しかったりして、一緒に遊んであげることが難しいことも多いと思います」
「そうなんです。子どもと触れ合いは必要だとわかってはいるんですが、片づけないといけない家事や仕事も多くて、なんだかそわそわしちゃうっていうか、手早く切り上げたくなっちゃうときがあります」
「そんなときは、無理せずにTVやDVD、動画やアプリなどを利用するのもアリだと思いますよ」
「ええっ、いいんですか! このようなサービスを提供している身でナンですが、先生からそんなに前向きなご意見をいただけると思っていなかったので、ちょっとびっくりです」
「無理してお母さんがストレスを溜めてしまうことよりも、TVやDVD、動画やアプリなど使えるものは有効活用してもいいと思います。何よりも大切なのは、お父さんお母さんがにっこり笑って過ごせることですから」
「そう言ってもらえると、親はなんだかちょっと肩の力が抜けるような気持ちです」
「とはいえ、子育てにおいては「子供が疲れる」「目が疲れる」という意見もあり、なかなか映像やデジタルなものに頼りにくい、頼ることに罪悪感のある親御さんも多いと思うんですが……」
「昔から小さいころよりテレビ付けにするのはよくないという論調も確かにありますね」
「映像などに頼らず親が子育てできれば理想ですよね。しかし実際は、核家族や共働きのお家も増えていて、大変だと思います」
「お父さんお母さんはほかの親類に頼ることなく、2人あるいは1人で家事・子育て・仕事をしなくてはならず、負担は以前より増えたのではないでしょうか。この負担増の中で、すべてを完ぺきにこなすのには限界があります。減らせる負担は減らすべきだと私は思います」
「なお、保育園や幼稚園では各省庁から保育所保育指針、幼稚園教育要領というマニュアルが出ていますが、どちらのマニュアルにも”保護者のサポート”については明確に定められています」
「へぇ……!よく考えたら当たり前のことですが、保育園も幼稚園も国から出されるマニュアルをもとに運営しているんですね。国が出している指針の中で”保護者のサポート”について触れられているとは、知りませんでした」
「指針については本筋から逸れてしまいますので今回は触れませんが、国も親御さんたちがいかに大変な思いをしながら子育てされているかというのを考えているのだと思います。しなくてはならないことに押しつぶされてしまうよりも前に、使えるものは何でも使って、どうか保護者の方ご自身の負担を減らすことにも目を向けてみてください」
「せ、先生……!」
「また、文部科学省は2020年よりすべての小学校にタブレット端末の導入を予定しているなど、世間はデジタル移行に向け推移しています。小学校で突然使うようになるよりも、先んじてデジタル機器に慣らしておくことで、すんなり学校教育になじみやすいというメリットもありますよ」
「おお……! 実は、以前小学校の先生にインタビューしたとき、ちょうど同じようなことを伺いました!」
「これまでは、TVや映像を使ったあと、”こんなのに頼っちゃって、私ってだめな母親だな……”なんて、自分で追い詰めちゃったり、罪悪感を抱えちゃうことがありました」
「もちろん、一日中デジタル機器に向き合いっぱなしで他は何もしない、といった過度な依存はよくありません。しかし、無理してお母さんがストレスを溜めてしまうようでしたら、節度を守った上で屋内で過ごす際の選択肢を増やして、この時期を乗り切ってくださいね」
「先生、今日はなんだか母親として肩の荷がおりるようなことを教えてもらえてよかったです。どうもありがとうございました」
「ありがとうございました」
最後に
いかがでしたか?
酷暑や雨がもとで外遊びできないとき、子どもたちには無理して新しいことや活動的なことをせず、手先や目を使ってゆっくりとおだやかに過ごしてもいいという意見について、なるほどと感じたり、ほっと一息つけるような意見に目からウロコのきむこでした。
今年はラニーニャ現象の影響で、例年よりも暑くなるといわれていますね。
親も子もあまり無理せず、これからの時期を乗り切りたいなと思いました。
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