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おむかえ きたよ

作:森のえほん館編集部 絵:マォ

■絵本の内容
動物の親子を学べる絵本。ヒヨコのママはだーれだ?
ここはうさぎ先生の保育園。お迎えがきたら「笑顔でバイバイ!また明日!」
帰る時に泣いてしまう、お迎えが遅いと寂しくなってしまう……
そんなお子様にもご覧いただきたい絵本です。
■「森のえほん館」アプリ内 本棚の場所
カテゴリ別>学習できる
■対象年齢
2~3歳
■クリエーター紹介
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マォ
富士山の見える田舎町在住。
まるっこい小鳥とチーズケーキが大好き。
https://twitter.com/maoppachi
 
 
今日の新作は、「保育園のおむかえ」を題材にした絵本です。
うさぎの先生がいる保育園へ、いろいろな動物たちのパパやママがお迎えに来ます。
ライオン(のオス)は大人になるとたてがみが生えたり、ひよこは大人になるとにわとりになったり……と、お迎えに来たパパママを通じて、動物の子どもたちが成長した後の姿を見比べることができるようになっています。
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動物園で見かける人気の動物から身の回りでも見つけることのできる動物まで、幅広いキャラクターたちが登場します。それぞれの動物ごとの特徴も細かく描写されていますので、「お迎えに来たゾウのパパ、大きすぎてお部屋に身体が入らないみたいだね」「かえるさんのおててについているのは水かきっていうんだよ」なんてコミュニケーションを取りながら読んでみてくださいね。
お迎えを待つ子どもたちや先生のイラストにも細かい描きこみや設定があり、本編以外のところでも小さな物語が進行しています。「いつもこんな風にお迎えが来るのを待っているの?」なんてやりとりしながら読んでも面白いと思います。
また、どのキャラクターも最後はにっこり笑って「笑顔でバイバイ、また明日」と言いながら帰っていきます。
実際の保育園では「まだ帰りたくない」「お友だちや先生と別れたくない」「ママ、お迎えに来るのが遅いよ」なんて泣いてしまう子どもたちもいますが、この絵本を読むことによって「泣かずにバイバイしようね」と楽しくおうちに帰るきっかけを作れる絵本です。
 

森のえほん館編集部のちょっと言わせて

冬休みと3連休が終わり、子どもたちもまた保育園や幼稚園に通ういつものペースが戻りつつあります。
しかし一度長く休みを取ってしまうと、なかなか保育園や幼稚園に行きたがらない子どもや、逆に保育園・幼稚園が楽しすぎて帰りたがらない子どももいると思います。
今日の絵本は、そんな子どもたちを応援する、保育園のお迎えの絵本。
上にご紹介したストーリーに加えて、子どもたちには「どんなに遅くなっても、必ずお迎えに行くから心配しないでね」というメッセージを伝えることもできるストーリーとなっています。
クリエーターのマォさんの観察眼と描写力が光る、お迎えに来るパパママたちのバラエティ豊かな服装も必見! 思わず「そうそう、こんなパパ/ママ、保育園にいるいる」と思いながら読めて、大人も子どもも楽しく読める作りになっていますよ。
 
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この記事を書いた人

PRきむこ。4歳4ヶ月・1歳5ヶ月の2人の娘の育児中。
 
うちの子どもたちが通う保育園には、ちょうどこの作品のライオンのようなパパやカエルのようなママがお迎えに来ているのをよく目にします。
ライオンがちょっと逞しそうだったり、カエルがちょっとセクシーだったりするのがリアリティあるよなぁ、と見入ってしまいます。