おいかけっこでござる!
作・森のえほん館編集部 絵・オーモリシンジ
■絵本の内容
大きなお屋敷に忍び込んだ青い忍者。
途中で追手の忍者に見つかってしまい、おいかけっこが始まった!
青い忍者は無事に逃げ切ることができるのか!?
みんなで応援してね!
■クリエイター紹介
オーモリシンジ
楽しくてコミカルな子供向けの絵から、ちょっとシリアスなカッコイイ感じのものなどいろいろなイメージのイラストを描いています。
http://ohmorin-xxx.jimdo.com
■「森のえほん館」アプリ内 本棚の場所
カテゴリ別>学習できる
■対象年齢
2~6歳
今日登場の新作は、端末のスワイプ(スマホで写真を見る時のように、指で画面をなぞること)機能を利用した、まるでイラストがページをめくるのと連動して動く、動画のような感覚で楽しむ絵本です。
主人公は、子どもにもかっこよさがわかりやすいヒーロー、忍者。
実は、こういった時代劇風の絵本は、今まで意外と『森のえほん館』にはありませんでした。
「おいかけっこ」というタイトルの通り、絵本の中では忍者同士が追って追われて、いろいろな忍具を使いながらの逃避バトル! 画面の中の忍者たちが、相手から仕掛けてくる武器や術からどんなふうに身をかわすのかをわかりやすく表現するため、絵本のカメラワーク(構図)は横からに統一しました。忍者たちの動きだけでなく背景にもご注目いただくと、屋根の高さが一貫して同じつくりになっていたり、時々別の棟に飛び移っていたりと、移動しながら戦っているのがよくわかると思います。
本作を制作するにあたり、クリエイター、オーモリシンジさんの細やかな工夫がされた構図で、絵コンテからさらに疾走感のある構図に生まれ変わりました。特別に絵コンテとラフをお見せすると、こんな感じです!
絵コンテでは比較的平坦だった構図や忍者たちのポーズが、遠近感をつけたり、アクロバットな身のこなしに変化させたことによって、より躍動感が出たのをおわかりいただけたでしょうか。
イラストに加えて、音声も同じく力が入っています。
武器を使うときに効果音を挿入することで、臨場感もアップ!絵本の中に出てくる言葉遣いやBGMもなるべく時代劇風な雰囲気を取り入れ、小粋で風情ある内容に仕立てています。
とにかく速くてかっこいい忍者たちの活躍をお見逃しなく!
PRママのちょっと言わせて
今日の新作はスピード感とテンポがかっこいい忍者の絵本!
忍者という特性もあり、パッと見キャラクターも背景もダークカラーの本作ですが、しっかりわかりやすいように忍者たちに縁取りをしてあったりして(この縁取りがまるでシールのようなコミカルさ!)、子どもたちに見やすい工夫がされています。
言葉づかいも時代劇風なので、「この忍者、どうして”せっしゃ”って言ってるの?」「この青い人が使っているまきびしってなあに?」なんて会話をきっかけに、忍者について親子で詳しくなっちゃうかもしれません。
果たして青い忍者は追手の黒い忍者から逃げることができるのか?
各キャラクターたちの多彩な技とともにお楽しみください。
■この記事を書いた人
PRきむこ。4歳2ヶ月・1歳4ヶ月の2人の娘の育児中。
最近次女はまるで忍者のように(?)リビングでのかくれんぼにはまっています。
とはいえ、レースカーテンに隠れているので隠れている全容がこちらから見えたり、手や足や声が出ていたりとまだまだ詰めが甘いです。