なかよし じいじとばあば
作:森のえほん館編集部
絵:TOFU
朗読:高津麻都香 / 藤田辰哉
編集:森のえほん館編集部
■絵本の内容
思いやりの心を育む絵本。
妹を泣かせてばかりのお兄ちゃんは、なかよしのじいじとばあばから大切なことを教わります。
■「森のえほん館」アプリ内 本棚の場所
カテゴリ別>しつけに役立つ
■対象年齢
3歳〜6歳
■クリエーター紹介
TOFU
女子美術大学卒。キャラクターグッズデザイナーを経て現在フリーイラストレーター。
育児・児童向けのイラストをメインに、書籍・雑誌・アプリ・CDなど幅広く活動中。
http://tofu.pecori.jp/
じいじとばあばが教えてくれること
今回の絵本は、兄妹と祖父母の一連の行動をイラストでわかりやすく対比させることで、妹を泣かせてしまうお兄ちゃんに足りないものは何かを考える内容になっています。妹に対してついついとってしまう乱暴な行動が、祖父母の思いやりあふれるやり取りを通して改善されていきます。
また、このお話に登場する祖父母は、大人の私たちにとっても理想的な夫婦像ではないでしょうか。
ショートケーキのイチゴを夫にあげる妻・・・。そんな心の余裕が欲しい今日この頃。相手を思いやる心は子供だけではなく大人にも必要だと改めて考えさせられます。
敬老の日のあれこれ
2018年の敬老の日は9月17日です。「としよりの日」から「老人の日」を経て改名された「敬老の日」。
その対象となる人は何歳以上なのかあまり考えたことはなかったのですが、昔からの伝統や公的機関の定義などによると、60歳か65歳のいずれかが多いようです。以前は還暦となる60歳が中心でしたが、今では世界保健機構(WHO)が定めた65歳以上を「高齢者」とするのが一般的となりつつあります。
このように年齢の定義はあるようですが、「孫」が生まれて祖父母になるタイミングで敬老の日のお祝いを始めるご家庭も多いのではないでしょうか。祖父母という間柄を意識したお祝いであれば、家族の絆も一層深まりますね。
この記事を書いた人
企画・編集担当カワコ。育休からのスピード復帰で日々奮闘中!
私にも兄がおりまして、幼い頃はこの絵本のようによく泣かされたものです。社会人になるまで祖父母同居の三世帯家族でした。当時はなかなか気づきませんが、思い返せば祖父母と共に暮らした時間はとてもかけがえのないもので、共働きだった両親に代わっていつもそばにいてくれたことに本当に感謝です。