ゆきのじょおう<下>ゲルダのぼうけん
原作:アンデルセン 文:池梟リョーマ 絵:もっこ 編集:森のえほん館編集部
■絵本の内容
アンデルセン童話の中で最も長いお話。
シリーズ2部作の第2作。
雪の女王にさらわれた少年カイを探すために旅に出た少女ゲルダ。
長い冒険の末、ついに氷のお城にたどりつきます。
■「森のえほん館」アプリ内 本棚の場所
カテゴリ別>世界の童話
■対象年齢
3~6歳
■クリエイター紹介
もっこ
2012年からイラストレーターとして活動中。
児童書やグッズなど色々な媒体で描いています。
http://moccoweb.blog49.fc2.com/
「雪の女王」といえば、大ヒットしたディズニー映画『アナと雪の女王』の原作にもなった、アンデルセンの童話。
「森のえほん館」からは、昨年2016年12月に「雪の女王<上>さらわれたカイ」を発表したのですが、このたび満を持して「雪の女王<下>ゲルダのぼうけん」も登場しました。
上巻では、雪の女王が持つ魔法の鏡のかけらによって操られ、女王にさらわれてしまったカイ。いなくなってしまったカイを探して、ゲルダは冒険に出かけます。細い糸をたぐるように手掛かりを求め、旅をするゲルダ。
下巻では、さまざまな協力をしてくれるキャラクターも登場し、よりテンポよく物語が進行します。
上巻・下巻通して言えることですが、この「雪の女王」、原作ではとにかく大作で複雑なストーリー。「森のえほん館」では、小さな子どもたちにも理解しやすいよう、原作よりもいっそう雪の女王など各登場人物にフォーカスし、多少のアレンジを加えています。
原作では、実はゲルダは雪の女王に会うことなく物語を終え、その後の雪の女王の様子も語られていませんが、この作品では、女王は最後に氷のお城と一緒に溶けて消えてしまいます。
イラストを手掛けてくださったのは、上巻に引き続きもっこさん。
編集部員とは阿吽の呼吸で、新しく登場するキャラクターたちも素早く見事に描き上げてくださいました。
アニメーションのようなBGMとストーリー構成の絵本、女の子が夢中になりそうなかわいいもっこさんのイラストで、壮大な童話のクライマックスをお楽しみください。
森のえほん館編集部のちょっと言わせて
年末に登場した「雪の女王」下巻が、今日ついに登場しました! わーい!
上巻を読んで「続きは一体どうなるの……!?」と心秘かにお待ちになっていたみなさん、お待たせいたしました!
上巻では、さまざまな困難に見舞われてなかなかカイの行方を探すのに苦労していたゲルダですが、下巻ではついにカイを発見!氷の城にたどりつきます。
しかし、せっかく再会できたカイは未だ女王の魔法で操られている状態。
果たして、ゲルダはどうやってカイにかけられた魔法を解くのでしょうか?
描写がアニメ的で色使いも綺麗なので、子ども達にも親しみやすくスムーズに物語に入っていけるつくりになっています。また、どのキャラクターたちも表情・表現力が豊かなので、小さな子でもキャラクターたちの心の動きを理解しやすいですよ。
この記事を書いた人
PRきむこ。4歳4ヶ月・1歳6ヶ月の2人の娘の育児中。
今日は冬の物語をお届けしましたが、ちょうど節分でもありますね。
みなさん豆や恵方巻きは用意されましたか?
節分に読んで欲しいとっておきの絵本もありますので、よければこちらもぜひご覧くださいね。