こんにちは!
絵本読み放題アプリ「森のえほん館」PRのきむこです。
みなさまにたくさんの絵本をお届けし続けて早400冊―。
大人にも子どもにも楽しく絵本を読んでもらえるよう、編集部員たちは見えないところで日夜努力を続けております。
今日は編集部員たちが世の中に1冊の絵本を生み出すまでを、【前編】【後編】に分けて追いました。

「森のえほん館」の絵本ができるまで~【文章】【イラスト】編~

「森のえほん館」では、それぞれイラスト・音声(声/BGM)・文章の3つを構成して作品にしています。
ものによっては、なんと1冊ができるまでに3ヶ月かかることも!
実際の制作過程は以下の通り。
①編集部員が出したい絵本の内容を考え、まとめる
まずはどんな絵本を作りたいか考えをまとめます。合わせて、「プロット」と呼ばれる大体の文章構成、「絵コンテ」と呼ばれる大体のイラスト構成をここで考えます。
例えば、編集部員が描いた「絵コンテ」はこのような感じ!

なんだかこの段階では、各キャラクターがほっこりかわいい「絵コンテ」。
この最初の段階で、社内で一度「講評会」と呼ばれる会を開催します。「プロット」(あるいはもう少し手を加えた、完成前の原稿)とこの「絵コンテ」を持ち寄って、全体のストーリーやイラストの方向性を検討します。
この講評会には部署をまたいださまざまなスタッフがランダムに集められ、より楽しく面白い絵本を作り出すために各自アイデアを絞ります。
この講評会を経て内容がパワーアップした「プロット」と「絵コンテ」。はてさて、いったいどのように使われるのでしょうか?
 
②①で考えた「プロット」「絵コンテ」を添えて、【文章】をライターさんへ依頼する。
絵本に大事な要素のひとつ、文章! 編集部内で考えることもありますが、ライターさんにお願いするときは絵本の「タイトル」「コンセプト(概要)」「対象年齢」「文字数の制限」等の条件を伝えて、書いていただきます。何気なく読んでいた絵本ですが、かなり細部にわたって発注されているんですね。
ここで何度か修正をお願いしたり、こちらで修正したりしながらまずは文章の完成です。
 
③①で考えた「プロット」「絵コンテ」を添えて、【イラスト】のラフ画をクリエイターさん(イラストレーターさん)へ依頼する。
絵本に大事な要素のもうひとつ、イラスト。特にイラストのテイストは絵本の完成を大きく左右するため、慎重に何度も修正を重ねていきます。
以前のブログでもご紹介しましたが、まずはクリエイターさんに「ラフ画」と呼ばれる下書きのような絵を絵本すべてのページで書いてもらいます。
例えば、クリエイターさんからこんなラフ画を描いていただきます。
 

この作品でイラストをお願いしたSousukeさんのラフ画。線画だというのにすごい密度、描きこみです!
ここで修正をしてもらうこともありますが、問題なければ「ラフ画」は完成。ここから着色に入ります。
着色もこだわります! 編集部からクリエイターさんへお願いし、いくつかのページにて「着色見本」を出してもらいます。
着色見本はこんな感じ。

おおっ! すごい! 色を塗ると一気に臨場感が出ますね。
ここで問題がなければ残りの作品も着色していただきます。
今回は、タイトルの文字の色の変更をお願いしました。
それではアフターはいったいどうなったのか? クリエイターさんによる珠玉の完成品をご覧ください。
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一部分の色味が変わっただけで、イラスト全体の表情がぐっと変わりますね。
この微妙な表現のバランスを追って、クリエイターさんも編集部員も試行錯誤を繰り返します。
さてさて、たくさんの紆余曲折を繰り返し、ようやく【文章】と【イラスト】が完成しました。
まだまだ絵本ができるまでには長い道程があります。
明日公開予定の後編もどうぞお楽しみに。
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400冊の絵本が読み放題アプリ「森のえほん館」って?
http://ehonkan.jp/about/
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